プロフィール
1916(大正5年)
8月9日、大阪市北区曽根崎1丁目36番地に薬屋を営む児玉秀衛、四季枝の第2子、次男として生まれる。
1934(昭和9年)- 18歳
関西学院大学の美術部弦月会に参加する。
また、六甲洋画研究所へ通い、田村孝之介に師事する。
1936(昭和11年)- 20歳
3月、関西学院大学予科を卒業する。
5月、第10回全関西洋画展(大阪・朝日会館)に出品、初入選する。
1937(昭和12年)- 21歳
9月、第24回二科展(東京府美術館)に「赤い背景の人形」を出品、初入選する。
1939(昭和14年)- 23歳
3月、関西学院大学商経学部を卒業する。
4月、第13回全関西洋画展(大阪市立美術館)に出品、全関西朝日奨励賞を受賞する。
1947(昭和22年)-31歳
秋、大阪市美術展に「少女坐像」を出品、市長賞を受賞する。
1950(昭和25年)- 34歳
10月、第4回二紀展(東京都美術館)に「夏の庭」「家族」を出品、同人賞を受賞する。
1952(昭和27年)- 36歳
10月、第6回二紀展(東京都美術館)に「黒い上衣」「画室の親子」「働く家族」を出品、同人優賞を受賞、委員に推挙される。
1953(昭和28年)- 37歳
5月、児玉幸雄個展(大阪・阪急)を開催する。
1957(昭和32年)- 41歳
12月、はじめて渡欧する。神戸港をフランスの貨客船カンボヂヤ号で出航、終着地フランス、マルセイユまで約1カ月の旅であった。
パリを中心にヨーロッパ各地を取材する。翌年秋に帰国。
1960(昭和35年)- 44歳
3月、児玉幸雄滞欧作品展(日本橋・三越及び大阪・阪急)を開催する。
1963(昭和38年)- 47歳
10月、児玉幸雄展(大阪・日仏画廊)を開催する。
1964(昭和39年)- 48歳
10月、児玉幸雄個展(銀座・日動サロン)を開催し、「レストラン(パリ)」など滞欧作約30点を出品する。
1965(昭和40年)- 49歳
児玉幸雄展(大阪・大丸)を開催する。
1966(昭和41年)- 50歳
児玉幸雄滞欧記念展(大阪・日仏画廊及び名古屋・豊田ビル画廊)を開催する。
1967(昭和42年)- 51歳
児玉幸雄展(東京・京王梅田画廊)を開催する。
1970(昭和45年)- 54歳
東京都美術館に「塔のある街」が収蔵される(現在東京都現代美術館蔵)。
1971(昭和46年)- 55歳
この年、4度目の渡欧。以降毎年のように渡欧する。
1973(昭和48年)- 57歳
12月、児玉幸雄展(銀座・日動サロン)を開催し、「イスタンブール」など40点を出品する。
ひろしま美術館に「並ぶ人形」が収蔵される。
1974(昭和49年)- 58歳
4月、二紀会監事に就任する。
10月、第28回二紀展(東京都美術館)に「シシリーの人々」「イドラ島」を出品、黒田賞を受賞する。
1975(昭和50年)- 59歳
神戸を描く 児玉幸雄展(神戸・大丸)を開催する。
東美特別展 児玉幸雄ミニアチュール展を開催する。
児玉幸雄展(山形・大沼百貨店)を開催する。
1977(昭和52年)- 61歳
児玉幸雄新作個展(大阪・大丸)を開催する。
1978(昭和53年)- 62歳
5月、児玉幸雄展(日動画廊)を開催し、「村のレストラン」など40点を出品する。
児玉幸雄版画集『フランスの日々』がY+K版画工房から刊行される。
1979(昭和54年)- 63歳
8月、児玉幸雄展(札幌)を開催する。
児玉幸雄展(渋谷・東急)を開催する。
児玉幸雄展(仙台・十字屋)を開催する。
富山県立近代美術館に「魚津の漁港」が収蔵される。
1980(昭和55年)- 64歳
12月、児玉幸雄展(盛岡・川徳百貨店)を開催する。
1981(昭和56年)- 65歳
12月、児玉幸雄展(高知・アートギャラリー)を開催する。
1982(昭和57年)- 66歳
8月、日本人画家による「ソビエト風物詩展」(モスクワ)に「スーズダリ風景」を出品する。
11月、ヨーロッパの広場 児玉幸雄個展ー民衆の哀歓ー(日動画廊)を開催し、「村の朝市」など34点を出品する。
1983(昭和58年)- 67歳
10月、児玉幸雄展(大阪・梅田近代美術館)を開催し、「街の道化師」など油彩、水彩、版画41点を出品する。
児玉幸雄版画集『南欧の港』が夢土画廊から、児玉幸雄石版画集『素顔のパリ』が大月版画展示室から刊行される。
1984(昭和59年)- 68歳
12月、田村孝之介、児玉幸雄二人展(八戸)を開催する。
1985(昭和60年)- 69歳
6月、児玉幸雄油絵展(渋谷・東急)に「室内」など25点を出品する。
児玉幸雄展(銀座・松屋)を開催する。
児玉幸雄石版画集『私の巴里Ⅰ、Ⅱ、Ⅲ』が大月版画展示室から刊行される。
1986(昭和61年)- 70歳
9月、日本の油絵30人展(パリ)に出品する。
11月、二紀会を退会する。
日本美術家連盟委員を務める(~1987年)。
1987(昭和62年)- 71歳
4月、児玉幸雄展(大阪・阪急)を開催する。
1990(平成2年)- 74歳
2月、「ヨーロッパを描く」水彩画集刊行記念児玉幸雄水彩画展(日動画廊)を開催し、「ムフタール通り」など水彩47点を出品する。
3月、《画集刊行記念》ヨーロッパを描く 児玉幸雄水彩展(大阪・阪急)を開催し、「ムフタール通り」など水彩44点を出品する。
3月、『児玉幸雄水彩画集 ヨーロッパを描く』(求龍堂)が刊行され、「サントノーレ通り」など水彩120点を掲載。
9月、スペインの秘境を求めて 児玉幸雄新作水彩画展(神戸・大丸)を開催し、「アルヘシラスの朝市」など水彩35点を出品する。
児玉幸雄石版画集『フランスの四季・春』が大月版画展示室から、『パリーにて』『ヨーロッパにて』が求龍堂から刊行される。
1991(平成3年)- 75歳
児玉幸雄石版画集『フランスの四季・夏』『フランスの四季・秋』が大月版画展示室から、『パリー三景』が求龍堂から刊行される。
1992(平成4年)
2月20日、死去。